1月24日

 わたしはエゴイストである。


 突然なにを言い出すのか。風邪が悪化して頭がおかしくなったと思う人もいるかもしれない。


 大丈夫。心配はいらない。頭がおかしいのは元からであるし、エゴイストと自覚していたのはずっと前からのことだ。だからそんなにわたしから離れないで欲しい。
 風邪も馬鹿も移したりはしないから。


 なぜ突然そんなことを言い出したのかといえば、これからわたしが書かなくてはならない「モチベーションの保ち方」の記事を書かなくてはならないからだ。


 大丈夫。エゴイストの意味くらいは分かっている。決して日本の音楽グループのことでもないし、ファッションブランドのことでもない。


 エゴイストとは利己主義者のこと。エゴイストとは自分の利益を最優先し、他人の利益を軽視するものを指す。ここでいう利益とは金銭的な利益や、物質的な利益のことだけを指すわけではないの。多くの人間はここをはき違えている。
  利益とは欲求を満たすこと。つまりは快楽を得ることを指すのだ。食欲や睡眠欲などの生理的欲求を満たすだけなら、自己完結的なものかもしれない。だけど、誰かと繋がっていたい欲求、所属したい欲求、他人から認められたいという欲求は必ず他人を巻き込むことになる。その欲求を満たす為には多少の我慢や相手の容認もしたりはするわ。自分の意見を通すことが快楽なのではないのだから。


エゴイストとは、人間とはそんなに馬鹿なものではない。快楽の為には多少の犠牲も必要だと知っている。エゴイストを批判するものの多くはエゴというものを勘違いしている。エゴイストは誠に自分の欲求、目的をいうものをしっかり自覚しているのだ。ときには自分の意見を押えたりもする。苦痛を感じながら誰かに奉仕することもある。他人との関係を一切受け入れない人のことをエゴイストというのではないの。


 わたしはわたしの為に生きている。決して息子の為でもなく、相方の為でもなく、葵ちゃんのためでもない。ただ、彼らに奉仕することはある。それは決して矛盾することではないのだ。


 自分の欲求をみたすこと、快楽を得る為に生きている。快楽こそがわたしの最大のモチベーションなのだ。


 もう昼ごはんの時間じゃないか。わたしの食欲が唸っている。だから昼ごはんの買い出しにでも行って来よう。そうしないとわたしのモチベーションは保てないからね。

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