3月10日

相変わらず頭がズキズキする。
敢えて言おう。頭痛が痛い。


だけど、そんなことを気にする必要はない。
だってわたしは人ではないのだから。
身体が痛くても、心が苦しくても
ただただ、目の前の敵と戦わなければいけないのだ。
敵って何?
その点は安心だ。相方がいくらでも造り出してくれる。
いつでも身体を鍛えて、心を練り上げて敵に噛み付く準備をしなければならない。


その先に人外のわたしのなりたい姿がある。
左腕に掘った薔薇の入れ墨の淵をナイフで撫でると真っ赤な血が流れた。
これが黒くなる日がわたしの目標が叶う日なのかもしれない。


そう思うと笑いが止まらなかった。
ひとりでほくそ笑むくらいなら可愛げもあるのだろうが、
わたしは声に出して笑った。


人生の目的がはっきりするということは真におかしいことだ。

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